「相続･遺産分割の基礎知識」タグの記事一覧

戸籍取得の必要性 　相続人が２人以上いる場合、｢相続人全員｣の｢同意｣がないと、相続手続を行うことはできません。 　つまり、どの相続手続を行うにせよ、原則として、 ・「相続人全員」であることを示す戸籍 ・「同意」があるこ・・・

「16．戸籍の取得」の続きを読む

以前の考え方 　預貯金が遺産分割の対象となるのは当然ではないか、と思われるのではないでしょうか。 　しかし、従来は、相続の対象となった預貯金債権は遺産分割の対象とならず、共同相続人はそれぞれの法定相続分に応じて、銀行に対・・・

「15．預貯金は遺産分割の対象となるか？」の続きを読む

遺産分割協議とは 　民法で法定相続分は定められていますが（ → 相続人になる人とその相続分）、法定相続人全員の話し合いによって、法定相続分とは関係なく自由に遺産を分けることができます。遺産の分け方を決める話し合いを「遺産・・・

「14．遺産分割とは」の続きを読む

相続の承認･放棄 　被相続人が亡くなり、相続が開始した場合，相続人は「相続の開始があったことを知った時」から原則として３か月以内に相続について「承認」するか「放棄」するかを決めなければなりません（熟慮期間、民法915条1・・・

「13．再転相続」の続きを読む

　現在、配偶者の相続分は、子と相続する場合には２分の１ですが、昭和55年(1980)年の民法改正前は３分の１でした。 　改正により、配偶者の法定相続分は大きく引き上げられました。核家族化に伴って子の数が減少したこと、婚姻・・・

「02．配偶者の相続分」の続きを読む

　非嫡出子（婚外子）とは、「婚姻関係にない男女の間に生まれた子」を意味します。 　以前は、民法900条4号但書で非嫡出子の法定相続分を嫡出子（婚姻関係にある男女の間に生まれた子、婚内子） の法定相続分の２分の１と定め、非・・・

「04．非嫡出子の法定相続分」の続きを読む

内縁関係の相手の持家に住んでいた場合 　内縁関係の相手（内縁配偶者）には相続権がありません。そうすると、他方の内縁配偶者の持家に住んでいた場合、家の持主が相続人がいないまま亡くなると、原則として相続財産は国のものになるた・・・

「03．内縁関係の相手の居住権の保護」の続きを読む

　被相続人(亡くなった人)に、債務(借金)がある場合の注意点 で、被相続人に借金がある場合についてみましたが、被相続人が連帯保証人となっていた場合も注意が必要です。連帯保証人になっていた方が亡くなれば、連帯保証債務も相続・・・

「12．被相続人(亡くなった人)が、連帯保証人となっていた場合の注意点」の続きを読む

債務(借金)の相続 　被相続人(亡くなった人)に債務(借金)がある場合、遺言･遺産分割の内容に関係なく、相続人が法定相続分に従って承継します（民法896･427条、大決昭和5･12･4、最判平成21･3･24）。 　例え・・・

「11．被相続人(亡くなった人)に、債務(借金)がある場合の注意点」の続きを読む

　相続は、死亡によって開始し（民法882条）、相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継します（民法896条）。 　「一切の権利義務」なので、土地家屋の所有権･賃借権や預貯金といった権利（プラ・・・

「10．相続の承認･放棄」の続きを読む